平凡で何が悪いんだ!

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幸哉とスーパーで買った材料を寮に持ち帰り、二人で給湯室で作る。これが高校に入ってからの定番となっていた。 幸哉「なぁ、光、知ってるか?」 光「ん?」 トンカツと、ネギと油揚げ入り豆腐の味噌汁を食べていると、幸哉が唐突に言ってきた。 幸哉「明日転校生来るんだってよ。しかも俺達のクラス」 光「え、そうなの。でも今、5月じゃん」 幸哉「だよな。変な時期だよな」 光「うーん…。まあ変な時期だけど、僕らには関係ないでしょ」 幸哉「まあな。関わり合いにならなきゃいいんだし」 光「そうそう。まあ、その転校生の見た目が良すぎたり、悪すぎたりしたら面倒だけど」 幸哉「そうだな。うるせえからな、ここの学校の奴らは」
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