ー令の決意ー

57/89
6166人が本棚に入れています
本棚に追加
/505ページ
父「いいか、令。お前は芹沢家の次期当主だ。ほかのことなんて、何も考えるな。ただ当主になることだけを考えろ。それがお前の道だ」 令「……」 父「令。わかっているのか」 令「……はい。わかっています」 父は、しばらく俺のことをじっと見つめていたが、やがて眼を閉じ息を吐いた。 父「…そうか。なら今日はもういい」 令「…はい。失礼します」 父の書斎を出て、俺はようやく深い息を吐いた。 ――父には、すべて見透かされているような気がした。 ***
/505ページ

最初のコメントを投稿しよう!