ある日の光くん

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四天宝寺中学校2年7組4時間目 古典 教科担当が意味わからない昔の日本語を話すなか財前光は窓から校庭をみていた。 そこではちょうど3年2組が体育をやっている時間。 ぱっとみただけですぐにわかる太陽にあたってピカピカとひかっている金髪 忍足謙也を見ていた。 (きれいやなぁ) じっとその姿を見ていると謙也の隣に立っていたテニス部の部長 白石蔵ノ介がこちらにむいた。 白石が財前と視線があうと隣の謙也に何かを話はじめる。 (何話てんやろ) そんなことでさえ財前は羨ましいと思う。 もう一年早くうまれていれば自分もあそこに立っていれたのかもしれない。
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