ある日の光くん

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悶々と考えていたら謙也がこちらに振り向いた。 財前のことを見つけると笑顔でブンブンと手を振ってきた。 そんな姿も (かわええな) 隣で白石がニヤニヤしていたがスルーして小さく手を振り返してみる。 それに対して謙也はさらに大きく手を振ってきた (腕ちぎれそうやな) そんな謙也を見ているとさっきまで考えていたことがどうでもよくなってきた。 今さら考えてもどうしようもない。 謙也は集合をかけられ最後に大きく手を振ってから白石とともに集合場所に集まっていく。 そも行動を一通り見てから財前は黒板に目を向けた。 (こうやって謙也さんみるんもええかもしれんな) チャイムが鳴り先生が教室を出で行くとともに生徒も動きだす。 財前も席から立つと教室を出る (さて謙也さんに会いにいこ) END
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