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「……確かコロンブス達が捜索しているんだったっけか……。既に見つかっていると良いんだけど……」
「フハハハハ……そう心配するでない……。東キョウとその仲間達は全員無事だ」
「おおそうかぁ~!それは一安心だ……。……て」
「っ!?」
突然現れた声の主……イブンとヴァスコはその主の顔を見て咄嗟に大きく後ずさった。
声の主はヴィラン、本人だった。
イブンとヴァスコは警戒心を解かない。
その様子がヴィランにうけたのか……更に高笑いを上げる。
「これはこれは……。S.E.A.のメンバーのお二方……こうして顔を合わせるのはいつ以来でしょうか?」
「ヴィラン……っ!何しにここへ来た……、すぐに答えるんだ」
ヴァスコは警戒しながらもヴィランに尋ねる。
だがヴィランの笑みはやまない。
「おやおや……そんな怖い顔をされて……。別に何も意味はありませんよ。たまたま通りかかったらあなた方がいたのでご挨拶をと」
「とぼけるな。お前がこうして外へ出る事は何かしら意味がある。それにお前がここにいるという事は、メアを閉じ込めている結晶石の効力は今弱まっている。そこを突かれて打ち破られる可能性がある以上、普段のお前ならば効力が弱まる事は出来るだけ避けたいはずだ」
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