1014人が本棚に入れています
本棚に追加
それを見て、少年は軽く微笑んだ。
「っ!!!!/////」
『…??』
突然顔を真っ赤にさせて、俯いてしまったあのシェフを疑問に思い、少年は首を傾げた。
「さっ、料理長さんからは許可もらった事だし…
おい、お前らっ!!!! 朝の仕込みに戻るぞー。
おい、お前はちょっと俺について来い。いろいろと教えなきゃいけねぇーから。」
真っ白な服に身を包み、胸元にナイフとフォークがクロスした、金色のバッチを付けた、シェフが声を掛けた。
その男も手は、さっきの若いシェフの頭を撫でている。
「んじゃ、料理長。後は任せて、旦那さんのとこ行ってくーださい。」
『あぁ。じゃ、任せたからな。みんな?』
「「「「「「はいっ!!!!」」」」」」
揃った勢いのいい返事に微笑を零して、少年は去って行った。
最初のコメントを投稿しよう!