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『…ふぅいー。やっと着いた;』
もう何なのココ。
何でこんな無駄に広いんだか…
ってあ、ここ旅館だった。
ここは"ヒナノハ"という名前の老舗旅館。
その名の通り、雛ノ葉家が経営している。
すっごいなっっっっっがーーーーーーい歴史があるんだって。
前聞いたけど、長すぎて忘れた☆
その奥の奥の奥の間。
旅館の中でも、ココは雛ノ葉関係者しか入れない場所。
客なんかがココに入って来る事は不可能。
ココに辿り着く為には、入り組んだ道を通って来ないといけない。
こっから旅館の方にはたったの3分程で行けるけどねー;
そしてこの部屋は、通称、雛の間と呼ばれている。
雛ノ葉家、現大旦那である俺の父さんと、
その父さんの妻である俺の母さん、
そして雛ノ葉第一子息である俺しか入れない部屋。
カラッ
無駄に豪華な襖を開ける。
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