マジメガネ

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「礼儀…だと? そんなもの誰が定めた? オレはそんなもの決めた覚えはない。 オレの常識はオレが決めるべきだ。」 上水君が自分のノートを開いてる。 「どうしてもと言うのなら、土下座して靴をなめさせてあげても結構ですよ。」 自分でも口が悪いことの自覚はある。 「この腹黒女が。」 上水くんが諦めて、他の人に借りようとしたとき。 「上水くん。 この紙要らないのであげます。」 その紙は課題のやり方を細かく書いた紙だった。 ほぼ答えを書いてるようなもんだけど。 上水くんはふっと笑う。 「素直じゃねぇやつ。」
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