勇者爆誕

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「王!」 「なに?」 「ヘルプっす!」 「何事だ。僕は湯豆腐を食べているんだ」 「ひぃ、姫がさらわれたっす!」 「勇者は?」 「い・・・いないっす・・・」 「そうか。ならかくなる上は君が勇者だ」 いやいや、設定崩壊っすよね? 「さぁ、その宝箱の中身とこのこけなしの金で仲間を探して化けもん倒して・・・」 て・・・適当っすよね・・・? 「とにかく困ったら町の人々に話しかければいいんだよ。特に水色の髪とかね」 それはあの幻の・・・! 水色の髪っていったら影薄い人じゃないっすか! 「ボスとか全然倒せるよ。倒せる。てか倒さないと・・・」 「はいっっっ!マジで倒せるっすよね!」 俺が倒される・・・殺される!
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