夢の途中

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「マリア。 どうして突き飛ばした?」 「何!どうしてだと? ところでお前は誰だ? どうして、この寝室に侵入したのだ」 マリアが不可解な顔をして尋ねる。 「マリア。 どうした? 俺を忘れたのか」 ジョンは哀願するような口調で呟く。 「うぅん。思い出したぞ。 確か半年前にあたしが奴隷市場で、お前と連れの女を購入したんだったな。 女が泣いていたので不憫(ふびん)に思って2人を同時に購入したのだ」 マリアが微笑みながら言った。
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