93人が本棚に入れています
本棚に追加
/32ページ
「マリア。
どうして突き飛ばした?」
「何!どうしてだと?
ところでお前は誰だ?
どうして、この寝室に侵入したのだ」
マリアが不可解な顔をして尋ねる。
「マリア。
どうした?
俺を忘れたのか」
ジョンは哀願するような口調で呟く。
「うぅん。思い出したぞ。
確か半年前にあたしが奴隷市場で、お前と連れの女を購入したんだったな。
女が泣いていたので不憫(ふびん)に思って2人を同時に購入したのだ」
マリアが微笑みながら言った。
最初のコメントを投稿しよう!