夢の途中

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「どうだ。首からぶら下がっているナンバープレートを見て何か思い出したか?」 マリアがジョンに穏やかに言った。 「さっぱり解らぬ」 「何が解らぬのだ」 「レッドマスター2X50だよ」 「そうか解った。説明しよう。 奴隷でも優秀な奴もいればクズもいる。 Xはクズの集まりだ。 このクラスに所属していれば遅かれ早かれ刀の試し切りにされるのが落ちだな」 マリアが薄ら笑いを浮かべた。
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