夢の途中

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「よく解ったよ」 ジョンが微笑みながら云った。 マリアはジョンを見つめながら小首を傾げた。 (変だな。レッドマスター所属の奴隷ならいざ知らず、何故に、こ奴は瞳が輝いているんだ。 普通は腐った魚の目のようにドロンとしている筈だが……) 「お前、何を笑っている」 マリアがムッとした表情を隠しもせず呟いた。 「この状況は絶体絶命と思い込んでいたが、少し光明が見えたから思わず……」 ジョンが嬉しそうに呟いた。
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