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「あたしが馬鹿だった。
たかが奴隷ごときに本気になって喋るとは」
マリアは右手で寝台を叩きながら甲高い声を出した。
「姫様」
「なんだ。気安く呼ぶな」
「私が、どのようにして、この部屋に忍び込んだか教えてあげましょうか」
「は、早く申せ」
「姫様。それには条件があります」
「何、条件だと。奴隷の分際で」
「あ、そう。
それなら申しません。詳細は闇の中と言う事で冥土へ持っていきます」
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