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「他の奴隷は護衛隊かレッドマスターが手ほどきしているんだろう。
レッドマスターの上はパープルマスターかい?」
ジョンが尋ねる。
「いや、レッドマスターの上はブルーマスターだ。
ブルーマスターは王様直属の護衛だ。
因に王様はゴールドマスター」
「そうすると王様が一番強いのか。王様になるには?」
「決まってるではないか。パープルマスターから選出されるんだ」
「そうすると次の王様にはマリアの可能性も?」
「馬鹿ゆうでない。あたしは女だ。不敬だぞ。何て事言わせる」
マリアは壁に掛かっている木剣を左手で取ってヒョイとジョンに投げた。
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