1:不安いっぱいの共同生活

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次の日の朝。 私はぱっちりと目を覚ました。 今日から私、Historiaなんだ。 強引に決められたのは、ちょっと腹が立つけど。 でもそう思うと、わくわくするような、不安なような…… とにかく心臓がドキドキしてくる。 着替えて、リビングに行く。 「おはよー。」 「あっ、羅補起きたのね。」 エプロン姿のお母さんのしゅっとした背中は、今日もとっても元気そうだ。 「ん~、いいにおい!」 テーブルの上には、ご飯とお味噌汁、それに玉子焼きに手作りのポテトサラダとウインナーが並んでいた。 さすがお母さん! いつもながら美味しそう! ところで他のみんなは? と、見るとゾンビみたいな盟数と盟数のお母さん。 人形みたいに固まっている瑠離華と瑠離華のお母さん。 この四人がダイニングテーブルを囲んでいた… いや、並んでいた。 「みんな、おはようっ!」 「……ん、ああ、羅補ちゃん…おはよう……」 みんなそろって、まだ半分くらい夢の中にいるような顔をしていた。 ま、しばらく、放っておくしかないよね。 「いっただきま~す!ねぇ、お母さん。今日は私、何すればいい?」 タイクツな春休みはもう終わりだよね! 朝ご飯に取りかかりながら私は聞いた。 四人はのろのろと朝食を食べ始め、もそもそと口を動かしていた。
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