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「さて、そんな無敵とも言えることをやってのけるアラガミに、キミ達はどうやって立ち向かう?」
「神機で斬って斬って斬りまくります。……うん」
あ、しまった、つい何も考えずに言っちゃった。
ちょっとお馬鹿発言だうぅぅ泣きたい……。
ちょっと冷ややかな視線を覚悟したけど、他3人はあまり気にしてない様子。
あれ、大丈夫だった?
「うん、知っての通り、アラガミには古来の武器である剣や銃弾などは効きやしない。なのでキミ達ゴッドイーターは、同じオラクル細胞で作られた生体武器"神機"を持って、彼らのオラクル細胞を"食い裂く"ことで、結合を破壊するしかないわけだ」
初めて知った←
神機ってそんな凄い武器だったんだぁ~。
うーん、銃もダメならミサイルとか核とかは使ったのかな?
「しかし、そうして倒したアラガミ……オラクル細胞も、結局は霧散し、また他の細胞と結合して、新しいアラガミを生み出すのさ。一般的なやり方だと、群体に指令を出す脳のような部位、コアを摘出するのが手っ取り早いんだけど、これがなかなか簡単ではない」
「増殖もするのに、また集まっちゃったら減らないじゃないですか!?」
ここで驚きの声を上げたのは私だけ……どうやら2人は知ってたっぽい。
うわあ、私の反応に満足そうな博士の顔ムカつくー。
「そう、まさにアラガミとは減らない"絶対の存在"。いくら神機で戦う力を得ても、我々人類には決定打がない。そんな存在を、ここ、極東に古くから伝わる八百万の神々になぞらえたのが『アラガミ』と言う呼称の語源でもあるのさ」
ダメじゃん!
絶望的じゃん!
どうするよ人類!
「さて、今日の講義はこれまでだ。晩御飯にするといいよ」
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