第一部隊

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眠い……。 あ、今日って学校休みだっけ? あれ、なんか妙に寝心地いいよ……あ。 ガバッ!! 目線を上げると、いつもとは違う風景が視界に飛び込んで来た。 あぁ、そうだった。 「ゴッドイーターになったんだっけ……」 まだ実感湧かないなぁ。 「…………起きよ」 時計は朝7時。 第一部隊のしおりには、朝は6時半エントランス集合と書いてある。 「ん?と言うことは……寝過ごしたッ!!」 思い頭を持ち上げて急いで制服に着替えるあたし! 早々に遅刻とか……いや、学校でも結構遅刻したけどもッ! 一応仕事だもんね? うわぁ、実感湧かない!!! 着替え終わった私は眼鏡を拭いて猛ダッシュ! まぁ、直ぐ横がエレベーターだから急いでもあまり意味なかったけどね。 「おはようございまっ!!あれ?」 エントランスには人影が無い。 あれ、まさかの置いてけぼりですか!? 「あ、おはよう。えーっと、狩崎……レイちゃんだっけ?」 っと、神機保管庫からリッカさん登場。 「おはようございます。あの、第一部隊の人見ました?」 「ううん、神機も保管庫でたった今最終チェックが終わったところだよ」 あれ、もしかしてみんな時間にルーズな方々ですか? っとその時、後ろのエレベーターが音を立てて到着を知らせる。 中から現れたのは、フードを深々と被り、その中にチラリと見える白銀の髪の毛。 「あ、ソーマさん」 「あぁ?」 同じ第一部隊にして命の恩人、ソーマ・シックザールさんの御登場。
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