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続いて他三人が続く。
「俺、コウタ!その無愛想なのがソーマね」
「おい」
コウタさんはこのチームの元気印っぽいポジションだ。
今時こんなにテンション高い人ってそうそう居ないし、なんか面白い。
「んで、こっちのグラサンがウチのリーダー」
「藤沢シンク、18歳、趣味は音楽鑑賞、得意なアラガミはシユウ種、嫌いなのは蠍!」
「おぉ、学校みたいな紹介したよこの人」
いや本当にその通り。
素かと一瞬思っちゃったけど、直ぐにニッとした口元を見てわざとだと気付く。
「まぁ、これから宜しく頼むな。自慢じゃないが、この部隊は強いと思うし、どんなことでも頼ってくれよ」
「そうそう、この激戦区の極東で最強の部隊なんだぜ!」
「お前はこの中じゃ下っ端だろうが」
「なっ!ソーマてめっ!」
コウタさんがソーマさんにグサリと言葉の槍を突き立てられたところで、私も笑いを堪えられなくなった!
「あはははは!」
「こらレイ!新入りのクセにいきなり先輩を笑うってどうなの!」
「すみませッ!んふふっ!」
「ははっ、元気そうで何よりだ。これからもその調子でな!さて、早速レイの実力を見る為にも、軽いミッション行こうか」
この人達となら、少しはアラガミとの戦いも気楽に行けそうね。
「あ、そう言えばですけど。皆さん6時半集合じゃなかったんですか?」
「あら?そんな決まりあったかしら?」
「うーん、新人向けのしおりに適当にそんなこと書いたかも知れない」
リーダーはちょっと抜けてる?
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