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「リッカさん、お疲れ様で~す!」
「あぁ、三人共お帰り」
帰還してホールの前に通る神機保管庫。
リッカさんはいつもそこで神機の整備を担当してる。
今もちょうど最中らしい。
「それ、ソーマのじゃん。2人とも戻ってんの?」
「ソーマとサクヤさんは20分くらい前に戻ったよ」
その2人は、今回の任務を始めるときに、そんなに人数要らないとの事で、他の任務をこなしていた。
そして今リッカさんが操作する機器に繋がれてるのは、私のイーブルワンと同じノコギリ型の白い神機。
隣には、巨大な狙撃銃も置いてあった。
あれがあの2人の神機かぁ~。
「キミ達はレイちゃんの実地演習ってとこ?」
演習って言うか、実戦だったよ?
「まぁ、そんなとこだ。いつも通り、神機のメンテ頼むな」
「任せてよ。次の出動までには完璧に仕上げるから」
彼女もまだ若いのに仕事は完璧で凄いよね。
私達もそれぞれ神機を預けて、ホールに戻る。
そして、戻って直ぐ横の公共ターミナル前に、ソーマさんとサクヤさんが居た。
「戻った」
「あ、お疲れさま」
「新入りも怪我なさそうだな。ま、早々にヘバられるのも困るが」
シンクさんが2人に声を掛けると、それぞれ歓迎してくれました……。
そして、サクヤさんは私に「大丈夫だった?」と気遣ってくれた
「はい、お二人のお陰で!」
「レイ、敬語禁止」
「え……むむむ……」
すっかり油断してたよ……。
サクヤさん大人だし敬語使いづらいなぁ……。
サクヤさんが「どういうこと?」と聞くと、コウタさんが経緯を説明した。
「無理にならしなくていいけど、私は敬語は無い方がいいな。前の娘はいつも敬語だったし」
「うーむ、頑張ります」
タメ口だと生意気に思われそうで不安だけどなぁ~。
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