防衛班

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「と、言うわけで……ちょっとお手伝いさせて下さい!」 「おう、宜しく頼むぜ」 何もしないと、後でリーダーやツバキさんに怒られそうなだし、今タツミさん達、第二部隊と挨拶してたとこ。 ここに居る第二部隊は三人で、みんな年上だし(そもそも私が年少)、カノンちゃん以外は二十歳過ぎてる大人らしいよ。 もう1人、アネットさんが第二部隊らしいけど、現在神機メンテナンス中で不在。 「初めましてだな、俺はブレンダン・バーデル」 「狩崎レイです」 こないだ居なかったブレンダンさんとお互いに頭を下げる。 なんか真面目そうな人だな~。 「あんまりかしこまるなよ。実際のとこ、オレらゴッドイーターは常に人手不足なんでな、人員の貸し借りは日常茶飯事だ。これからもしょっちゅう顔合わせると思うぜ」 「そうなんですかー?」 まぁ、この人数で極東全部守りきるのは無理だよねぇ。 「初めての合同任務ですね!頑張りましょう!」 「うん!」 ともあれ、カノンちゃんと一緒だから、少しは気が楽だよー。 「ヒバリちゃーん!今日も可愛さは健在そうでなにより」 「今日も元気そうなので、タツミさんは外部装甲全部回って来て下さいね。皆さんもお元気そうですね」 「ちょ、ヒバリちゃん……。それじゃデートの時間が……」 「そう言うのは、先に予約してくださいね」 「ならば、今回の任務が終わったら!」 「イヤです」 ナンパ紛いのタツミさんと、それを笑顔であしらうヒバリさんの日常も結構見慣れてきたな~。
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