防衛班

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飛行し、卵に人魚のような女体が組み合わさったようなアラガミ、ザイゴート。 飛行型のアラガミを、防壁に近付けてはいけない!と言うタツミさんの命令で、程なくして、廃墟しか無い旧市街地(贖罪の街ではないよ)で、ザイゴートの群と相対した。 「全員、ザイゴートをなるべく引き付けろ!絶対に防壁に向かわせるなよぉ!」 ザイゴートを前に、私達は横に広がった。 相手は低ランクだけど、これだけ居ると流石にコワいなぁ~。 「何故こんなにも!偏食因子の塊である防壁に向かってくることは普通無い筈だ!」 ブレンダンさんの発言には、詮索は後にしろ、と注意し、タツミさんはパッとスタングレネードをバラまいた! 『ギャイィィイ!!』 それが群のあちこちで閃光を発すると、ザイゴートは驚いたように声を上げ、落ちたモノも居る。 そして当然! 「今だ!」 タツミさんとブレンダンさんが、先ず落ちたザイゴートを一撃で葬ると、飛び上がる! 私も続いて飛んだ。 (大ジャンプ!!) オラクル細胞を投与した影響で、身体能力がむっちゃ上がってるんだっけ? そんな今更な事を考えて、目の前の止まっていた黒豆野郎に神機を叩き付けてやったよ!! 『ギャエ――――っ!!!』 思ったより軽い感覚と、断末魔の後、グロ過ぎる内面を剥き出しにして、ザイゴートは真っ二つに!!! 「ちょ!えぇ!?これ柔い!」 「ザイゴートは、ガスで浮くバルーンのようなモノだからな。ただ、毒ガスには気を付けろ!」 既に3体を叩き割り、血で染まる巨大なバスター型神機を手に、ブレンダンさんがアドバイスをくれた。 奥ではタツミさんが、その赤いショート型神機で次々にさばいてる。 流石は部隊長だけあって、その正確性と速さは圧巻だね! これなら案外直ぐ終わるかも!
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