防衛班

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「私もレイちゃんと出たかったなぁ~」 「でも戦場ですよ……?」 第一部隊を待つ間、カノンちゃんやリッカさんと話していると、今回休んでいたアネットさんがやって来て加わった。 前の出撃で、神機に不具合が出たらしい。 「アネットちゃんの神機は……もう少しメンテナンスに時間が掛かるかな。これからは、こまめにメンテするように……ね」 「リッカさんってー、どのくらいこの仕事やってるんですか?」 年不相応なくらいに仕事熱心な姿に、ちょっと気になって聞いてみた。 前に聞いた話だと、年は18だったと思うけど……。 「中等部時代からだから……もう五年以上だね。神機を見れば、使い手のことも大体分かるよ。例えばレイちゃん」 急にビシッと指名されてついドキッとした。 な、なんでしょう? 「キミは銃身をあまり使って無いね。せっかくの新型なのに、勿体無いよ」 「う……」 確かに使わない……。 「それから、ガードを多用してるね、正面から受けてるみたいだから、反応はいいと思うけど、あまり信用し過ぎると不具合の元になるよ。それから刀身は、チャージクラッシュに頼ってる。バスターの長所は、強力な一撃だけじゃなくて、そのリーチの長さ、もっと横振りも組み合わせていくべきじゃないかな?」 す、すごい……見事に全部心当たりがあるよ……。 それにしてもリッカさん、神機のことになるとハキハキ喋るんだよね。
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