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「タツミくんは隊長だし、性格的にも能力的にもいい人間なのだけれど――あぁ後、ブレ公って呼ばれてるブレンダンって言うのも悪くないわね――後の2人はどうにかならないかしらね?」
リンドウさんが何やら準備をする間、私はジーナさんとカノンさんに色々と教えて貰ったりして、直ぐ打ち解けられたのは良かった~。
そして男子の悪口。
「でも、2人とも前よりは良くなりましたよ?」
「それじゃあ前はもっと酷かったんですか?」
「クスッ、そうね。変わったのは、今の第一部隊のリーダーが就任した頃からかしら」
どんな人なんだろう、第一部隊のリーダーって。
あ、そう言えば――
「第~部隊とか、私はどの部隊なんですかね?」
「支部長に、あなたの仕事は何って言われたの?」
ジーナさんの問いに、私はうーんと唸って思い出す。
「討伐と素材の回収だって言われたかもです」
「だったら、第一部隊ですね!」
え、なに、あれってそういう意味があったの?
「討伐と素材回収は、第一部隊の仕事なのよ」
「えええ!それってもしかして危ない系ですか!?」
「ふふ、大丈夫よ。むしろ、一番死ぬ確率が低いんじゃないかしら?」
「そうですね。あのメンバーは凄いですもんね!」
え、矛盾してないそれ?
うわぁなんか不安なのか安心なのか分からないのが一番イヤ!
「あぁでも、コウタくんはどうかしら?」
「コウタさんは、最近じゃあ偵察任務で班長やったりするくらいですから、きっと実はやる男なんですよ!」
「まだ子供っぽいけどね」
「ジーナさん大人ですねー。一体何歳なんですか?」
「私?もうすぐ23歳よ?」
ななな!?見えない!
まだ10代にしか見えないです!
いや、胸が小さいのがデカいとは口が裂けても言えない!
「レイさんは、何歳なんですか?」
「私ですか~?15です」
「年相応ですね~」
「最年少ね」
「マジですか~!」
やっぱり、同性での会話は楽しいなー。
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