83人が本棚に入れています
本棚に追加
「おや、予想より85秒早いねぇ。 先ほども合ったけど、改めて自己 紹介だ。私はペイラー・榊、こ こ、フェンリル極東支部支部長代 理兼、技術局統括責任者なんだ」
長い、凄く長い肩書きですね! そしてよく話しながら機械操作で きるなぁこの人。
「適合おめでとう!一応説明だけ ど、キミの仕事は、ここ極東一帯 のアラガミの討伐と素材の回収に なるかな。まぁ、頑張って」
「はぁ……」
命を掛けてくれよと?
「さて、メディカルチェックは簡 単だ、そこのベッドに寝ててくれ ればいい。暫くして眠くなると思 うが、心配いらないよ」
何だろう、すっっっっっごく心配 になりますよ……。 だってこの人変態にしか見えない しさぁ。
「一応言っときますけど~、パン ツとか覗かないで下さいね?」
「ハハハ、私はそんなことに興味 はないよ。僕の興味はキミの中の 偏食因子の適合率に一番注がれて いるからねぇ」
なるほど、そっち方面の変態か。 ある意味安心ある意味超不安。
「ともあれ、戦士の束の間の休息 さ。予定では10800秒で、気付い た時には自分の部屋だよ。ゆっく りおやすみ」
半信半疑のまま、真っ白なベッド に横になると、不思議なことに眠 気は一気に来た。
薬?いや暗示?催眠術?そう考え る間もなく、私は眠りについた。
最初のコメントを投稿しよう!