変態目覚ましさん

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納得した僕の顔を通り抜け、発射された殺虫剤の噴煙は変態目覚ましさんに降りかかった。 そのとたん、二階から落ちても微動だにしていなかった変態目覚ましさんが立ち上がり、鼻と口を押さえてキョロキョロしだした。 殺虫剤って、失神から人を起こす成分でも入っているのかな。 僕の生きていた時代にはなかったからなあ。 でも除草剤は殺傷能力高いよね。ねぐらの木の近くに撒かれた時は動くことも出来なかったし。 「やめろ!俺がチンカス様と知ってのロウゼキか!」
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