変態目覚ましさん

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「ん?…ふむ。案外即効性があんだな」 無精髭を撫で、毒物マニアさんは台所から大きなゴミ袋を取り出した。 ひっくり返った変態目覚ましさんを足からゴミ袋に入れ、首のとこをリボンで縛っている。 プレゼントの出来上がりだ。わあ、毒物マニアさん満足そうだなあ。 そのままゴミ袋に詰められた変態目覚ましさんを抱え上げ、突っ掛けを履いて外に出て行く毒物マニアさんに、僕もフワフワついていく。 毒物マニアさんはゴミ捨て場に変態目覚ましさんを捨てて、楽しそうに帰っていった。
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