変態目覚ましさん

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変態目覚ましさんを観察していた僕は、背後からの声にフワリと宙に浮いた。 逆さまになりフワフワ漂いながら、憤慨している204号室の世話焼きさんの姿を確認する。 世話焼きさんは手にしていたゴミ袋を下に置き、変態目覚ましさんのゴミ袋を結んでいるリボンを引っ張った。 ほどいてあげるのかと思いきや、そのまま引きずって行ってしまう世話焼きさん。 曜日が違うなら持って帰るしかないよね。 「ほんとにもお世話が焼けるんだから!」
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