変態目覚ましさん

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「まあいいわねお握り!」 「ちょうど昨日冷蔵庫を整理してたらね、奥にイチゴが落ちてたのよー!せっかくだから具にしてあげたわあ」 「何年物のイチゴかしらねえ。でもほら、梅干しも年代物は味が違うからあ」 「そうよねえ」 容姿は真逆の二人なのに、会話はそっくりだよなあ。 仲良きことは美しきかな。 世話焼きさんは変態目覚ましさんの口元を自分のしていたエプロンで拭い、ミスターおかんさんがすかさずお握りを押し込んだ。
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