プロローグ

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それからどのくらい時が過ぎたのか。 元々和服を着ていた僕が時代の流れに合わせ洋服を着るようになり、樹齢約何百年の木でまったり惰眠をむさぼったりしてる間に目の前にはアパートが出来ていたんです。 枝に寝そべり、僕はそろそろかなあとアパートを眺める。 アパートの名前はツブヤキ荘。ここに住んでいる人たちは、見ていて飽きない。 時代の流れが恐ろしいと感じたのは一瞬で、今ではいい暇つぶしになっているんだ。 お、201号室の扉が開いた音がした。いつも早起きな変態目覚ましさんの登場だ。
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