始まりは

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会社に着いた途端、シキは慌ただしく社内を駆け回り始めた あれの掃討の為、人員を裂きたいのだろう でもどうかな 集まらないかもしれないね 1人取り残された我は再び振り返る 目の前には大きく、古ぼけた装飾に飾られた扉 この扉を開けば、我は再びジャックのもとに行くだろう そして別の場所では、大事な部下が悪霊を掃討してくれている 怪我をしていないだろうか 命を脅かされていないだろうか 自分のこれからよりも、そっちのほうが心配になる 我はこのあと死ぬかもしれない 死は、果たして怖いものなのか それは一瞬なのか 対して執着のない命だから 別にどうなったっていいのだけれど
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