☆最後の文化祭☆

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海「直くんも黒いね~」 大「だな。海斗程じゃないが」 海「オレの何処が黒いの?」 大「自覚ないのか?」 海「大ちゃんも黒いじゃん?」 大「そんなことないだろ」 オレから言わせればどちらも黒い。 燐「葉塚さん、コレ作ってもらえますか?」 大「ん?あー良いよ♪」 海「燐音。おいで?」 燐「えっ?」 海「今、燐音不足」 燐「ちょっ!」 海斗が燐音くんに抱きついた。 萌え~。 (゜ロ゜)! ブラック海斗が激甘海斗に変わってる! やっぱり燐音くんの事が大好きなんだな海斗は。 そうだよな.……海斗からしたらこの学校で初めて話した生徒だもんな。 きっと燐音くんは分かっていないだろうけど二人は出逢ってる。二年前に。 大「こーちゃん運んで!」 光「あぁ、分かった!」 海「手伝うよ」 何でだろうな。 オレの周りの奴は皆幸せそうだな。 直人と蒼真だってさ、認めたくないがいい感じになってるし。 悟「大丈夫ですか?室井先生?」 光「~ん。まぁ大丈夫だよ?」 悟「無理しないで下さいね?」 光「あぁ。ありがとな」 なーんでコイツは気づくかな? ポーカーフェイスは保っているハズなのにな。 直人の事になると本当にダメだからな…オレ。 出張から帰ってきて直人が居たときは真面目に現状が見えなかった。 嬉しいとも思ったが、辛かった。 好きなのに好きと言えず、触りたいのに触ったら今までの関係が壊れてしまいそうで.……何より諦めて忘れかけていた恋心に再び火がついた事が辛かった。 こないだ、酒のせいもあり本人に言ってしまったが本当は言うつもりは無かったし、誰に伝える事もなく死ぬつもりでいた。 はぁー。 酒の魔力って怖いな。 自分の弱さを露にするんだもん。 大「こーちゃん。こっち来い」 光「なに?ちゃんと働いているだろ」 大「無理するな。そんな情けない顔で接客する奴がいるか」 光「.……そんな酷い?」 大「飼い主に捨てられた犬みたいだぞ」 飼い主に捨てられた犬か.……相当酷い顔してんだろうな。 ー光汰視線終了ーー
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