☆最後の文化祭☆

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とうとうオレらの番になった。 一「では気をつけて」 オレは海斗先生と手を繋ぎながら中に入った。 べっ、別に幽霊とか怖くないし! 門崎さんで慣れたしwww まず最初に姿を見せたのはチャラ男(笑)だった。 チャラ男は壁に寄り掛かりながら何かをぶつぶつ言っている。 お化け屋敷なのに心霊的な怖さがない不思議www 真「.……今日の望月先生は元の姿で猫耳メイドで隣のクラスに居るのにオレはここから動く事も赦されず、特に何の指示も受けていないから何をしてていいのか分からず、暗いしケータイないから時間も分からないからやはりここから動けずにいる.……。あぁ、早くこの暗く閉ざされた世界から解放されたいな。ここは地獄で隣は天国か.……壁は一つしかないのに何でこんなに差があるのだろうか」 .…….……。 確かに怖いわ。色んな意味で。 海「直くんなら今、兄さんといい感じだよ?」 真「.……そっか.……じゃあオレはずっとここにいなきゃな.……。辛い現実を見るくらいなら独りでここにいた方が幸せなんだね.……」 マイナス思考がさらにマイナスになった! しかもアレって演技とかじゃなく紛れもない素なんだよな? ヤバい。 このお化け屋敷はヤバい。 オレらは何も見なかった事にして先に進んだ。
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