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男の子はよほど目がいいのか僕の制服を見て、安心したようだ。
素早く犯人の距離を測る。
近くでもなく、遠くでもない。
犯人は今も倉庫の外から金が運ばれて来るのを警戒しながら待っている様子。
僕が浸入してる時点で警戒もクソも無いが。
泣きながら身体をぶるぶると震えている子に優しく笑いかけ、片手を使って犯人と距離をとるように伝える。
意味がわかって、幸いにも身体の自由を奪う拘束は無い自分の身体を動かす男の子。
ある程度距離をとった男の子に自分の指を唇に持っていきシーのポーズ。
こくんと頷く少年を見て、次に移る。
加えていたタバコを消し、そのまま犯人の上から身体を落とす。
背中を蹴り、手からナイフを落としたのを見計らってナイフを足で隅に蹴る。
犯人の上に乗り、頭を押さえ付けて両手を後ろに回す。
「なっ!?」
手錠を着けた。
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