1章

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 ……どうも腑に落ちない。確かに俺は謎のシャウトを聞いたんだが……。おいお前その目やめろ。 「ま、疲れてんだろ。それよか、早く体育館行こうぜ。入学式はじまるぞ」 -- --- ------- ------- --- --  入学式が終わり、クラスでの自己紹介も終わって、只今帰宅中。(木村は自己紹介で盛大に滑っていた。その勇気には感服するが、ざまあみろ) 「終わった……高校生活終わった……」  あからさまに落ち込みよって。全く、「くそ!こうなったらもう殺すしか!」おい、そこまでか。 「キム……大丈夫、お前はやれる奴だ。きっとモテる。だからそう病むな」 「……何の話だよ」 「だってお前今殺すとかいってたじゃんか。冗談にしても、そういうのはやめとけ」 「殺すってなんだよ。俺は何も言ってねえよ。あと、キムってやめろ」  あれ、またか?
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