プロローグ

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 いや、そうじゃない。俺がつまり何を言いたいかっていうとさっきの例えのようなことは絶対に、宇宙の法則が乱れる事と同じくらいあり得ないってことだ。  世の男性諸君、否定したい気持ちは分かる。分かるとも。俺もそうだった。だから武器を置け。  俺だって美少女とフラグ立ててキャッキャウフフしたいさ。あわよくばベッドで。  だがそれは出来ない。出来ないのだ。  よく考えろ。常識的に考えて、曲がり角で偶然ぶつかったのが自分の好みドストライクの美少女でしかも同じ学校で同じクラスで隣の席だなんてあり得ないだろう。  百歩譲って、それがあり得たとしよう。だがぶつかった時に運よくパンチラが見れるわけではないだろう。  他の例も然り。あり得ない。カチューシャ着けた美少女が世界を変える力を持ってる訳じゃない。空から女の子が落ちてくる訳がない。  
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