プロローグ

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 と、まあ。  こんな具合に俺はあらゆるラブコメ的ジブ〇的、もしくはライトノベル的なことは信じちゃいない。望みもしない。  俺が望むのは、そう、ただ、平凡な世界、平凡な日常、平凡な人生、平凡な死。  普通に高校卒業して、大学行って、適当な所に就職して。そんで良い奥さん見つけて、子供が三人遊べるくらいの一戸建て買って。  死んだ後は身内がたまーに思い出してくれる程度の、そういやそんなやついたなー、くらいの。  ---何故そんなに『平凡』に拘るんだって?  簡単だろう、疲れるからさ。  ありもしない、叶いもしない幻想や夢を追いかけるよりこっちの方が疲れない。それに、俺はそれなりに長生きだってしたいんだ。それなりに。下手にありもしない物追っかけて、足下の爆弾に気付かないなんて滑稽だろう?それなら普通に歩いて普通に爆弾をやり過ごせばいい。それだけさ。  ……まあ、美少女との健全なるお付き合いくらいは望みたいがな。
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