憂い

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慌ただしく入ってきた二人の看護師。 「月城さん!!… 先生をよんで!!」 「げほ…っ!」 一人がまた、慌ただしく病室を出ていく。 もう、やだよ。 いつまでこんな生活続くの? このあとされることはもうわかってる。 呼吸器をつけられて、眠らされるんだ。 「月城さん!なぜすぐにナースコールを押さなかったんだ!?」 今度はまだ20代半ばくらいの 若そうな医師が入ってくる。 そして… 「点滴の準備を!」 「はい!」 ああ、もう、いつもと同じだ。
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