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「おじ様?」
すると後ろから1人の娘が現れた。
「アイシャか、どうした?」
「旅の方とここに来られてる聞いたので…」
「あぁ…もうそんな時間か…」
クレハはアイシャと言う娘に目を奪われていた。
「え…いや…ビッグマンさん、そんな時間って何ですか?」
3人は広場に行くと何か騒ぎが聞こえた。
「だから!!俺は人狼じゃない!!」
「昨日の夜遅くにお前が湖に行ったのを見た奴が居るんだよ!!」
「俺は占い師だぞ!!ただ占いをしにいってたけだ!!」
「占い師だ?嘘つけ!!お前の占いが当たった試しがねぇだろが!!」
クレハはそんなやり取りを見てると1人の美女が黙って去って行くのが見えた。
「今からお前を処刑だぁぁあ!!」
「やめろぉぉぉお!!」
グシャ!!
男は地面に押し付けられるとハンマーで頭を潰された。
アイシャはその光景を見たくなかったのか顔を隠した。
「昼になるとこうやって根拠の無い理由で処刑される者が出る…ただ酒を飲んで出ただけで…ただ愛しい人に会いに行くだけで…俺らは…なんでこんな無駄な争いをしなきゃならんのだ…」
そう言うビッグマンの大きな手は震えていた。
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