おんにゃーの子

瑞穂「母さーん、ごはん」ｶﾞﾁｬ

母「あら、瑞穂ちゃんと醜いお兄ちゃん」

醜い兄貴「俺は家族ヒドイ虐めを受けています」

瑞穂「どんまい」

母「ごはんは無いわよー」

瑞穂「何故にっ！？」

母「だって買い物行ってないもの」

兄貴「今日はお前の番だろ？」

瑞穂「あ……」

説明しよう
この家では週に2回、瑞穂と兄で買い物に行く日があるのである
なんてグータラ母なのだろうか

兄貴「俺は一昨日いったぞ？」

瑞穂「いや…でもさ……俺は…」

母「ｷﾞﾛｯ」

お母様よ…そんなに睨まなくてもよいではないか…
たかが男言葉を使ったぐらいで……
別に男言葉の女の子って萌えると思うぞ？ママン

瑞穂「あー…とにかく今は無理！」

兄貴「どーしてじゃ」

瑞穂「女だから！」

兄貴「だーれがじゃ」

瑞穂「お…私がだよ！」

母「ﾆｺｯ」

おかん…そない笑顔にならんといてーな……
心が痛むやんけ……

兄貴「なーにがじゃ」

瑞穂「はぁ！？」

兄貴「どーしてじゃ」

瑞穂「あー、うるさい！」

母「じゃあ何処かに食べに行きましょうか！」

瑞穂「お！外食！」ｸﾞｯ

ガッツポーズするほど嬉しい
だってさ…外食だぜ……？
500円以上を食えんだぜ？
クエン酸なんだぜ？

兄貴「えー！ズルいってー！」

瑞穂「子供みたいな事言わないの！」

兄貴「お前の方が子供だっつーの！」

瑞穂「本当にこの子ったら…」

兄貴「俺もう高校生になったっての！」

瑞穂「どこ行く！」

母「ガ○トとか？」

瑞穂「ゴーゴー！」

兄貴「あのさー、服はそれでいいのかなー？」

母「えっ？」

瑞穂「ん？」

どうしてこっちを見る母上

母「そうね……これはダメね」

瑞穂「え？」

別に女の子でも着てそうな服だけど？
まぁ、服っていうかパーカーなんだけど
ズボンも……

母「ちょっとこっち来なさい！」

瑞穂「えぇぇぇぇ！」

この服じゃダメなのかよー！

兄貴「計画通り…！」

瑞穂「…殺す」