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これは決して厨二病に頭を毒された妄言なんかではない。
俺は、ある日いきなり奇妙な能力を持った人間、いわゆる能力者って奴になったんだ。
いや……
正確には、能力者にされたと言ったほうが正しい。
きっかけは、ひとつの事件。
その事件に俺は巻き込まれた。
身の毛もよだつ、悲惨で冷血な事件に。
全国で一斉に数百人という人間が突然姿を消した大事件。
『大神隠し』
その被害者の中に俺は居たんだ。
それと能力者になったことと何の関係があるかって?
大いに関係あるんだなこれが。
だけどその話は後々していくとしよう。
さぁ、少し喋りすぎたみたいだな。
ここからは何があったのかを見てもらおう。
これが俺の悪夢の5年間の記録………
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