プロローグ「被験者246・澤村 良太」

3/3
前へ
/4ページ
次へ
これは決して厨二病に頭を毒された妄言なんかではない。 俺は、ある日いきなり奇妙な能力を持った人間、いわゆる能力者って奴になったんだ。 いや…… 正確には、能力者にされたと言ったほうが正しい。 きっかけは、ひとつの事件。 その事件に俺は巻き込まれた。 身の毛もよだつ、悲惨で冷血な事件に。 全国で一斉に数百人という人間が突然姿を消した大事件。 『大神隠し』 その被害者の中に俺は居たんだ。 それと能力者になったことと何の関係があるかって? 大いに関係あるんだなこれが。 だけどその話は後々していくとしよう。 さぁ、少し喋りすぎたみたいだな。 ここからは何があったのかを見てもらおう。 これが俺の悪夢の5年間の記録………
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加