ジャックと豆の木

母「あの牛をそんな小さな豆と交換したですって！？何やってるのよジャック！」

ジャック「ごめんなさ～い！」

　ジャックがたった一頭の牛を魔法の豆と交換してきたという事にカンカンになった母親は、ジャックの手から豆を奪い取り、開いた窓から外へと投げ捨てました。

　豆は周りよりもこんもりとした土の上に落ちました。何かが埋まっているのでしょう。

　母親にお説教されたジャックは落ち込み、その日はそのまま寝てしまいました。

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　その晩は大変強い雨が降りました。しかし日が昇ると、空はキレイな快晴でした。

　起きてなんの気なしに窓の外を見たジャックは驚きました。なんと超巨大な蔓(つる)が天高く生えていたのです。

ジャック「スゴい！なんでこんな大きな蔓がここに！？…もしかして、昨日お母さんが投げ捨てた魔法の豆が成長したのかも！」

　ジャックはやはりあの豆はただの豆ではない事を知り大喜びしました。

ジャック「スゴいな～、この蔓はどこまで伸びてるんだろう。よし、登ってみよう！」

　そう決めるやすぐに、ジャックは巨大蔓を登る準備を始めました。