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巨人「なんだかボクチンの大好物の子供の臭いがするんだお」
使用人「気のせいでしょう、こんな所に子供が来たりしません」
巨人「そうかなぁ。もし来てたら男の子がいいんだな、可愛い男の子がいいんだな、ミュフフ」
使用人「(キモチワル)」
巨人「それにしても大きいなオッパイだな、ちょっと触らせてほしいんだな」
使用人「ブチコロスぞ」
巨人「ごめんお」
巨人と使用人の間にある関係は、非常に難しい物でありました。
巨人は台所に入り、手に持っていた袋の中身をテーブルの上にばらまきました。その音を聞いたジャックはテーブルによじ登り、コッソリテーブルの上を覗き見します。
ジャック「(うわぁ、お金だ)」
巨人になど目もくれずに、金色に光る金貨を凝視しています。
そんなジャックになど気づかず、金貨の勘定を終えた巨人は金貨をそのままに台所を出ていきました。
ジャック「(……チャンス)」
ジャックの目がキラリと光ります。ジャックは置き去りの金貨をリュックサックにねじ込み、そのまま巨人の家を飛び出しました。
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