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しかし、そんな連続（コンビネーション）ジャンプ、見たことも聞いたこともない。
プルシェンコがソルトレーク五輪で四回転‐三回転‐三回転のコンビネーションを初めて跳んで世界中の度肝を抜いたときだって、四回転トウループからだった。
四回転‐三回転‐三回転の３連続ジャンプ。認定の厳格化も手伝って、その後もシニアの国際大会で成功させた選手はいない。
ソルトレークの銀メダルの後、トリノの金、バンクーバーの銀、……３大会連続の五輪メダリスト、という成績もあり、四回転を跳ぶ男子選手の中でもプルシェンコは別格視されている。
悪戯っぽく笑った怜とキョトンとした舞愛の目が合う。
「五輪でショーンが跳んだジャンプだよ。フリーの…ただし６分間練習で。今日の舞愛ちゃんの３ルッツ‐３ループみたいにね」
「………え…？」
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