01.*契約*
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「借り、返せってこと」 そう言った表情は何故か楽しそうだった。 新しい玩具を見つけたような。 わくわくした子供みたいな顔。 ――教室じゃ、絶対見れない。 「……どうやって、返せば……」 上がる息を飲み込んで。 彼に視線を送ると、彼はふ、と艶笑した。 「……そりゃ、身体……じゃない?」
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