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出会い方は、正直なんでもないことだった。
友人の先輩。
帰り道が一緒になってしまって、無視することもできないからという理由で気を遣ったお喋りしただけ。
その流れで愛想笑いしながら、アドレスを交換して。
そして、今に至る。
何回かのメールのやり取り。
男の人に免疫がないからなのかもしれない。
けど、あたしを支え、あたしを助け。
いつのまにかメールのやり取りが楽しみになって。
ワクワクした心持ちと、高鳴る鼓動と。
一瞬だけ光る携帯の外枠のイルミネーションがあたしに運ぶもの。
それが恋、だったと。
それだけのこと。
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