[付録]

4/5
前へ
/51ページ
次へ
馬鈴生たけ若〔まれいしょうたけわか〕 大正10年生まれ。 昭和13年、五代目京陽に弟子入りして晴坊。 同18年、徴兵。R国まで小京(当時のたけ若)と共に赴くが、敵軍の銃弾を浴びて戦死。24歳。 数日後広島に原爆が投下され、9日後終戦。 前座ながら落語にたいしては貪欲であり、人の良さを持ち味にした噺をしたという。 戦死数日前に兵隊仲間の前で披露した『紙入れ』は絶品だったと小京は語る。 帰国後、彼の功績を称え、二つ目に昇進。二代目たけ若を襲名する。
/51ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加