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病院の玄関に行くと、桜さんと一緒に奏はいた。
雫 「おはよう、桜、奏ちゃん!!」
奏は笑いながら「おはようございます。」と言って頭を下げた。
桜 「相変わらずあんたは元気ねぇ、出張はどうしたの?」
雫「和人くんが心配で帰って来ちゃった。」
母さんは笑いながら頭を掻いた。
桜さんはそれは見て大きくため息を着いた。
桜「まったく、雫はいつまでたっても親バカねぇ、まさか海斗まで帰ってきてないでしょうね?」
桜さんの言う海斗とは、俺の親父である十輪 海斗(とうわ かいと)のことだ。
親父と母さんは大阪に出張に行っていたのだが、昨日の出来事があり、母さんだけ戻ってきたと、いうわけだ。
雫「うん、海斗さんも戻りたがってたんだけど、向こうでオペがあるからね。」
母さんの話でも分かるように親父も相当な親バカだ。
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