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…こうして[島田さん]と[内村さん]の両方に嫌われたのだ…。
それと同時に、俺の厨二病も卒業したのだ…
それから俺は頭の中にこびりついている中2(厨二)の頃の記憶を、どういうわけか、テニスで消そうとしていた、
ひたすらテニスに熱中し、[島田さん]と[内村さん]、そして[ダークアイシングナイト]の記憶をテニスボールのように飛ばそうとしていた。
もちろん無理であったが…
それから数ヶ月、中3になり受験と戦った。
そしてそこでも、俺の恋物語が始まったのだ。
俺が惚れた女は、学校でも、可愛い娘ランキングTOP5に入る超がつくほどの美少女[松笠里奈]であった。
学力も優秀で、高校受験では、頭の良い学校を希望していたのだ。
俺は彼女を追いかけようと、彼女と同じ学校を希望したのだ。
『愛さえあれば難関高も乗り越えられる』そう信じた俺は、無謀な挑戦に挑んだ。ひたすら勉強し、
勉強し、
勉強し、
勉強し、
たまにゲームをし、
勉強し、
勉強し、
……そして合格発表当日、俺の受験番号は書いてなかった。
もちろん松笠は合格していた。
松笠と同じ学校に行けない、それは苦痛でしかなかった。
だが俺は諦めなかった。
卒業式の日に、俺は松笠を校舎裏に呼び出し、[恋愛シュミレーション]を基に、中学最後の告白をした。
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