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キーン コーン カーン コーン
帰りのHR終了のチャイムが鳴り、掃除当番じゃない俺は、鞄をしょいで帰ろうとした。
「おーい、相澤ー」
振り向くと、同じクラスで友人の<桐島俊也>が手を振って俺を呼び止めた
「なんだよ、いきなり??」
「いやー、今日の英語の時間大丈夫かなーって思ってー」
「あーあんときか。…別に大丈夫だって昼休みにもいっただろ??」
「そっか。ならよかったよ」
「俺は健康そのものだ。じゃあ、俺はこれで……」
「わぁーまったまった。まだ帰んなよ!!!」
「…なんなんだよ急に、ノートなら貸せないぞ」
「えっ!?なんで聞く前から答えちゃうの??」
「お前からの質問ってのは大抵授業関連だからな。俺も勉強しなきゃいけないから今回は無理だ」
「なんだよー、俺に赤点とらせるつもりなのかよー!!」
「普段授業中に寝てるからそうなるんだよ」
「だっ…だってバスケ部が忙しいんだもん…」
「だからって授業聞いてないと後々苦労するってわかるだろうが」
「あのなー、運動部の休み時間っていったら授業中ってのが当たり前だろうが!!お前だって最初はそうだっただろうが」
「最初は最初、今は今。ってことで、他を当たってくれ」
「あっ…相澤ぁぁぁぁ~~~~」
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