本当の敵は・・。

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「し、下心ですか?」 マズイ予感しかしないし、先を聞くのは正直躊躇われる、だが聞かなくてはいけない・・気がする。 「そうだお!みーたんにはコスプレバトルトーナメントに出てもらいたいお!」 おいおい・・またわけの分からない単語が飛び出したぞ・・。 「な、なんですか?それ??」 知りたくもねぇし・・関わりたくもないけどこれ以外に何が言えるよ? 「フッフッフよくぞ聞いてくれたお!コスプレバトルトーナメント通称コバトは可愛くて、腕の立つ女の子による一対一の戦いなんだお!」 おうふ・・想像通りの痛いイベントなんだな・・俺男だし・・。 「えっと・・何して戦うんでしょうか・・?」 可愛さを競うなんて言われたら絶対優勝する訳にはいかないからな。 「簡単だお!相手に参ったと言わせるか、相手を試合場の外に叩き出せばいいお!」 おいおい・・なんかの漫画でそんなルールの大会見たことがあるぞ てか女同士で戦うのなら俺絶対負けないんじゃないのか? 「でも・・私痛いの嫌ですよぅ」 楽に勝てる戦いに出ても仕方ないし、女は殴りたくないからな。 「ご安心だお!顔を狙うのはルール違反になるし、殴る、蹴るの様な物理攻撃は基本禁止だお!」 口喧嘩とか言うんじゃないだろうな・・。 「どうやって戦うんですか?」 あれ?俺興味持ち始めてない? まぁいいや。 「自分がなりきっているキャラクターが使う武器を使って戦うんだお!」 つまり、俺ならモモカが使う武器を使うのか・・。 「もっと危ないじゃないですか!」 得物持ったら必然的に腕力や脚力が上のヤツが勝つだろうしなぁ 「全然危なくないお!武器はなんか最先端技術で作られた硬くて軽くて服の上からじゃ痛みを与えれない作りなんだお」 カオスだな・・。いいのかよ謎の最先端技術で・・。
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